カテゴリー「インターフェアー対策」の6件の記事

2009年3月30日 (月)

コモン電流対策 ②

 この土日は、朝方は花粉症が酷いのと風が冷たいので、タワー上での作業は見送り、地上での作業を行いました。

【コントロールボックスからのケーブル処理】

 タワー昇降モーターを駆動する200Vラインに百数十mAのコモン電流が流れていたので、その対策から行いました。

① タワーのコントロールボックス内で、家屋に伸びる200VラインにFT140-43をキャンセル巻きで追加しました。

② 家屋に伸びるタワーの昇降コントローラー用ケーブルに、FT-240-43をW1JR巻きで追加しました。

P3291893 P3291894

③ コントロールボックスから出る①と②のラインは、当初タワーの主柱に沿わせて同軸ケーブルと束ねて室内に引き込んでいました。

 この2本をタワーに触れない様に引き下げて、地面を沿わせて別ルートで引き込み口まで通しました。

P3291896

④ タワーからの200Vラインは、屋内に引き込んだ所でFT140-43にキャンセル巻きしてコンセントに差込ました。

⑤ タワーコントローラー用ケーブルは、引き込んだ所でFT240-43にW1JR巻きしてコントローラーに接続します。

P3301902 P3301901

【タワートップからのケーブル処理】

 タワートップからの同軸ケーブルとローテーターケーブルは、タワーの最下段の上部で固定して主柱に沿わせて引き下げていました。

P3281889 P3281892 

① このケーブルを、タワー最下段の上部で固定してからベランダの屋根沿いに引き込み、タワーとの接触を減らしました。

P3291897 (引き下げている配線は未整理です。)

② ローテーターケーブルには、ベランダの屋根の所でFT240-43にW1JR巻きを追加しました。

P3291898

【小休止】

 とりあえず今回は、ここまで行いました。この次は、コントロールケーブルの整理と同軸ケーブルへのコアの追加をする予定です。

 このように作業をしていると、2階のエアコンの冷媒配管(銅製)が長いのに気が付いたり、屋内の100V配線やら共振しそうな多くの導体が気になります。

 何か絶望的な戦いを仕掛けているような気にもなってきましたが、出来ることから着実に行い、測定を重ねることにします。

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2009年3月26日 (木)

今回のインターフェアー対策の考え方と部材について

〇対策の考え方

① 今回の対策では、電圧源となる送信機やアンテナの給電部に直接繋がる部分にはハイインピーダンスとなるようにコアを取り付けます。

② ローテーターケーブルが主要な経路の一つになっているので、ローテーターとの接続部にハイインピーダンスとなるようにコアを取り付けます。

③ 長いケーブルが共振すると大きな電流が流れるので、必要があればタワー上部から吊り下げているケーブル(8D-2V 3本、5D-2V 1本、ローテーター用1本)にQダンプ用に分割型コアを挿入します。

・ 定本トロイダルコア活用百科には同軸ケーブルのシールドをタワー直下でアースに接続して改善した例が掲載されていますが、今回のクワッドは3フィードでアンテナ側から高周波電流が流れ込む経路があるので、接地せずにハイインピーダンスの状態を保ちます。

〇対策用部材

 コモンモード電流をカットするため、フェライトコア、同軸ケーブル及びコネクターを大量に使用するので、そのコストも結構な額になります。

 同軸ケーブルの太さによってはコネクターの値段が高いので、効果とトータルコストを考えてフェライトコアと組み合わせる必要があります。

 例えば2.5Dは、3Dよりも細いのでフェライトコアに多く巻き付けることが出来ますが、コネクターの値段が3Dの300円(銀メッキ)/230円(ニッケルメッキ)に対して2.5Dは630円します。

 TDKのZCATシリーズ分割型コアはDigi-Keyの日本語HPから注文しました。50個、100個単位だと日本で購入するよりも結構安くなります。しかも、3月16日夜にクレジット決済で注文したコアが、19日の午前中にはアメリカからUPSで自宅に到着しました。

 分割コアは10個単位で使用しないと効果が無いので、FTシリーズのコアに巻き付けた方が効果的で安く対策ができます。このため、FTシリーズを中心に使用し、場所によっては分割コアで試した後にFTシリーズに置き換えます。

〇シャックの位置変更

 シャックの位置をタワー直近に移したところ、インターフェアが増加してしまいました。

 オペレーションデスクのすぐ横に居間のテレビがあり、ハイバンドでは20Wでもビート障害が出ているのがわかります。

 これまでチェックしていなかったクランクアップ゚タワーのモーター駆動用200Vに、数百mVの電流が流れています。おそらく同軸ケーブルやローテーターケーブルにチョークコイルを付加した結果、インピーダンスの低いタワーを流れる電流が増加し、モーター経由で200V系に流れ込むコモンモード電流が増加したものと思われます。

 次の休みには、ダミーロードを接続した状態で試験を行うほか、クロスマウントのブーム側の絶縁状況の確認とマスト側の絶縁を新たに行い、さらにフェライトコアの追加を行い、コモンモード電流の測定を行います。

 送別会が多い時期となりました。

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2009年3月22日 (日)

部屋の模様替え

 せっかくの3連休ですが、花粉症のためにインターフェア対策も能率が上がりません。

〇予備実験

 アンテナからの8D-2VをFT240-43に4回巻き付けてアンテナ切り替え器に接続すると、コモンモード電流が減少することが確認できました。これはFT240-43に3D-QEFV15回W1JR巻きに置き換える予定です。

 また、ローテーターのコネクター部分に分割型コアを取り付けたのも効果が有りましたが、まだ不十分です。後日、FT-240-43に6芯ケーブルを巻き付けたものを作製し、タワー上で交換します。接続にはギボシを使用する予定です。

 同軸、ACライン、ローテーターケーブルを室内を平行に敷設していますが、これも良くないような気がします。

〇シャックの位置変更

 タワーからの様々な配線を短くするため、シャックの位置を居間からタワー直近の部屋に移しました。これで各ケーブルを、4~5m位短く出来ます。

 今日は春の嵐のためタワーも下げていて無線も出来ないので、模様替えには丁度良い日です。

 

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2009年3月16日 (月)

コモン電流対策 ①

 金曜日の夜から土曜日にかけて強風が吹き、雨も降ったのでアンテナ関係の作業は日曜日に持ち越しました。

 クワッド側からタワーに流れるコモン電流を減らすためタワーに上って検討した結果、クワッドのブームにビニールテープを巻きつけて、クロスマウント部分で絶縁することにしました。

 P3151875

 Uボルトを外してブームにビニールテープを巻き付けます。

 P3151880

 台座部分の底にも(自己融着)テープを貼り付けます。

 P3151882 P3151881

 給電部ステーとブームの所で絶縁できれば良いのですが、簡単では無いので諦めました。

 P3151885  7・10MHz給電部ステー

 

 P3151868  ハイバンド給電部ステー

 その後、フェライトコアを取り付ける位置の検討を行いました。

 今週は必要な部材を準備して、次の連休で取り付けを行います。

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2009年3月12日 (木)

キュービカルクワッドとコモンモード電流

 以前使用していたHB9CVと八木アンテナは、給電部をブームから絶縁していたので、コモンモード電流は比較的流れ難い構造でした。

 今回設置したキュービカルクワッドはマルチバンドのため、他のバンドのエレメントが送信波をピックアップして同軸ケーブルを逆流するような形になるので、アンテナ側を高周波電源として考えたコモンモード電流対策も必要になります。 

 しかも、ガンマーマッチを採用しているので同軸ケーブルのアース側が給電部ステーを通してブームと接続されており、 エレメント → 給電部 → 給電部ステー → ブーム → クロスマウント → マスト → ローテーター → ローテーターケーブル及びタワー  という経路が出来ています。

 最初は給電部にトロイダルコアを追加すれば済むと思っていましたが、同軸ケーブルをブームに沿わせていることもあり、ブーム側の経路を遮断するのは結構大変なことに気が付きました。

 とりあえず送信機側にトロイダルコアを挿入しますが、アンテナ側はクロスマウントかマスト部分で絶縁する必要がありそうです。出来れば給電部の近くで絶縁したいのですが、ハイバンドは手が届きますが、ローバンドは手が届かない・・・・・・・・。

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2009年3月 8日 (日)

コモンモード電流

 大進無線からコモンモード電流測定用の高周波電流計が到着したので、各バンドのコモンモード電流の測定を行いました。
 実際に測定してみると、数十ミリアンペア単位で流れています。使用していないバンドの同軸の方がコモンモード電流が多かったり、リグから外して空中に浮かせた状態の同軸でも大きな数値が出たりと、新たな発見に驚いています。
 また、受信時にも数ミリアンペア流れているのが測定できました。送信時にはテレビなどへのインターフェアーの原因となりますが、受信時には同軸ケーブルが拾ったノイズが受信部に加わります。
 TVIだけではなく受信時のノイズ低減効果も有るはずなので、対策を徹底的に行う必要があります。

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